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マザーボードのコンデンサー交換(その1)
 
    あるひ突然動かなくなったマザーボード(ZIDA TOMATO BXv98-CU/V693)です。
      原因はどうやら電源回りの、この破裂しそうなくらい頭が膨れ上がったコンデンサー(Fujicon)の不良と思われます。
      googleで「液漏れ 破裂 コンデンサー」で検索して調べると、ある時期に製造された台湾製のコンデンサーに問題が多く発生している見たいです。
壊れたコンデンサーを交換すれば直る可能性があるので、早速交換作業をしてみました。
      
 
      CPUソケット隣にある部分の右側2個も同じく膨れ上がっています。
 
半田ごてをコンデンサーの足に当て、片側ずつ交互に揺さぶりながらコンデンサーを外します。
 
      こちらも、きれいに外しました。
      コンデンサーを抜いた穴にはまだ半田が残っていますが、これを綺麗にするにはちょっとしたコツがあります。
慣れれば簡単です。
      (私の場合はコテで半田を溶かし、ステンレス線でその穴を貫通させて取ります。)
      
 
      新しいコンデンサーを取り付けます。
      今回用意したコンデンサーはSANYOの1500uF6.3V(WG)と2200uF10V(CA)の2種類です。
      (SANYOのコンデンサーは品質が高いと評判です。)
      壊れたコンデンサーより容量の多い物を使用しました。
      
 
      極性を間違わないように、新しいコンデンサーを取り付けました。
      さて、これで組み上げていざ電源を入れてみましたが…?、ディスプレイに何も表示されません。
 
 
      他に悪いコンデンサーが無いか探して、ちょっと気になる場所があったので、このコンデンサーも外して交換してみました。
      (すでに外した後です。)
 
      新しく付けたSANYOのOSコンです。
       
 
      さて、2回目のテストです。
      こんどは、起動時BIOSのどこでトラブルがあるかを調べるために、postcodeを表示するカードを刺しています。
      電源を入れて見ましたが、今回もディスプレイは何も表示しません。
      postcodeは「06」で止まってしまいます。
      「06」の意味は「ROM is enabled. Calculating ROM BIOS checksum,and waiting for KB controller input buffer to be free」
      ROMのチェックサムエラーでしょうか?、またはキーボード関係でしょうか?、これ以上の原因は、結局分からず、このマザーはこの状態を抜け出す事が出来ませんでした。
ん〜、このマザーはもうだめかな?、でも、他にどこが悪いのか引き続き調べて見ます。
 
     
       
関連項目
      マザーボードのコンデンサー交換(その2)
      マザーボードのコンデンサー交換(その3 MOS-FETもだ!)