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La Fonera(FON)のDD-WRT化作業


DD-WRT化への事前準備

作業をするにあたって無線LANが付いたノートパソコンがあるとベストです。
IPアドレスを頻繁に変更したりするので、その辺のスキルが無い人はこの方法はやめた方が良いと思いますよ!

SSHクライアントが使用できるターミナルソフトPuttyをインストールします。
http://www.chiark.greenend.org.uk/~sgtatham/putty/
http://hp.vector.co.jp/authors/VA024651/#PuTTYkj_top (日本語版)

カーネルの流し込みにftpサーバが必要なので、ノートパソコンにTFTPサーバー Poor TFTP Server for WIN32(Vector)をインストールして置きます。
インストールと言っても解凍するだけです。注意としては解凍するディレクトリはCドライブのすぐ下に日本語を使わないディレクトリで解凍します。

dd-wrtのfonに必要な下記のファイルをダウンロードしtftpを解凍したディレクトリに保存します。
http://www.dd-wrt.com/dd-wrtv2/down.php?path=downloads%2Frelease+candidates%2FDD-WRT+v24+RC4%2FFonera/

RC4バージョン
  	fonera-firmware.bin 	bin	3.5 MB 	10-10-07     
	fonera_flashing.txt 	txt	1.8 KB 	13-09-07     
	root.fs 	                fs	2.7 MB 	10-10-07
	vmlinux.bin.l7 	        l7   768.0 KB 	10-10-07
    

詳細作業

  1. fonを単独で起動(電源コネクタを差し込むだけ)します。
    1分以上(2-3分かも)たってから、無線LANが入ったノートパソコンなどで「MyPlace」と言うアクセスポイントが見えるはずです。

  2. 「MyPlace」に接続します。暗号化はWPAとなっています。
    WPAキーはfonのシリアルNO(本体の後ろに記入されている)を入力すると接続ができます。

  3. ブラウザーでhttp://192.168.10.1/でアクセスするとfonの設定画面が起動されます。
    Advaneedを選択すると、ログインユーザとパスワードを聞かれるので、「root」「admin」を入力 Inetnet Connectionを「staticIP」にして、

    IP Address:192.168.0.1 ←このIPアドレスは自分のLAN環境の実際のアドレスを使用
    Network Mask:255.255.255.0
    Gateway:192.168.0.1  ←当然ここも
    DNS:88.198.165.155  ←このDNSアドレスがポイントこれはこのまま設定
    

    を、設定し「submit」を押します。
    その後、電源コネクターを抜き電源を切ります。

  4. fonのLANケーブルをHUBもしくはルータに接続してから、電源を入れます。 (当然、自分のネットワーク環境にですよ)
    fonのシステムが起動するまでまって(5分くらい)、MyPlaceに接続しブラウザーから「192.168.10.1」で管理画面にアクセスします。
    DNSの設定が指定した通りかstatus画面で確認できます。
    ここで、88.198.165.155の設定になっている事を確認してみてください。

  5. 次に、インストールした、puttyで192.168.10.1へsshで接続します。
    ログインユーザはroot、パスワードはadminです。
    無事接続できればここまでの作業はOKです。

  6. ログインしたらputtyの端末画面から

    mv /etc/init.d/dropbear /etc/init.d/S50dropbear
    
    vi /etc/firewall.user
    

    以下の行のコメントを外します。

    # iptables -t nat -A prerouting_rule -i $WAN -p tcp ?dport 22 -j ACCEPT
    # iptables -A input_rule -i $WAN -p tcp ?dport 22 -j ACCEPT
    

    ファイルを書き込み保存してviを抜けます。

    /bin/thinclient を編集

    vi /bin/thinclient

    以下の行をコメントにします。(自動アップデートされないようにする)

    . /tmp/.thinclient.sh

    以下の行を代わりに追加。

    cp /tmp/.thinclient.sh /tmp/thinclient-$(date '+%Y%m%d-%H%M')

    ファイルを書き込み保存してviを終了。

    cd /tmp
    wget http://fonera.info/camicia/openwrt-ar531x-2.4-vmlinux-CAMICIA.lzma
    mtd -e vmlinux.bin.l7 write openwrt-ar531x-2.4-vmlinux-CAMICIA.lzma vmlinux.bin.l7
    reboot
    

    puttyで再ログインする。

    cd /tmp
    wget http://fonera.info/camicia/out.hex
    mtd -e "RedBoot config" write out.hex "RedBoot config"
    reboot
    

    (ここまでは、無線LANで接続して操作できるが、以降の作業はケーブルで接続する)

  7. fonのreboot後はfonとパソコンをLANケーブルで直接接続する。
    パソコンのIPアドレスを192.168.1.2ネットマスクを255.255.255.0に設定

    セキュリティソフトやファイアーウォールソフトはすべて停止する事(これでハマッタ)

    poor tftpソフトを起動しておく。
    puttyでtelnetの192.168.1.254ポート9000で接続
    接続後

     ip_address -l 192.168.1.254/24 -h 192.168.1.2
     
     fis init
     yを入力
     
     load -r -v -b 0x80041000 root.fs
     fis create -b 0x80041000 -f 0xA8030000 -l 0x002C0000 -e 0x00000000 rootfs
    この箇所は 約15分以上かかるので、プロンプトが帰ってくるまで待つ。
     
     load -r -v -b 0x80041000 vmlinux.bin.l7
     fis create -r 0x80041000 -e 0x80041000 -l 0x000E0000 vmlinux.bin.l7
    
     fis create -f 0xA83D0000 -l 0x00010000 -n nvram
     reset
    

    reset後、LANケーブルをルータもしくはHUBに接続する。

    reset後、起動したら(5分くらいかかる)パソコンからブラウザーで192.168.1.1へアクセスすると、DD-WRTの管理画面が表示されます。

    当然このブラウザーを動かすパソコンのIPは192.168.1.XXXに設定していて下さい。

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